甲状腺障害の症状と治療

甲状腺ホルモンは全身の細胞活性による代謝を司る重要なホルモンのため、自覚する症状は体の広範囲にわたって生じます。

甲状腺障害の症状による自覚する代表的な症状は、甲状腺ホルモンの減少によるものと、逆に甲状腺ホルモンが過多になって起こるものに分けられます。

甲状腺ホルモンの不足によって起こる症状には、次のようなものがあります。

• 指で押すとへこみができて元に戻らないようなむくみ。
• 気温が高いのにもかかわらず寒気を感じる。
• 保湿クリームで解消できないほど皮膚がかさつく。
• 気分が落ち着かず、仕事にも勉強にも、そして家事にも取り組めないほど集中力が低下する。
• 何日も続いて、しかも繰り返し便秘になる。
• シャンプーやブラッシングのときに驚くほど頭髪が脱ける。

これらの症状のほとんどは、ヨードの摂取や甲状腺ホルモン剤の投薬治療などによって甲状腺ホルモンが正常な量になれば改善されます。

甲状腺ホルモンの過多によって起こる症状には、次のようなものがあります。

• 静かに過ごしているのに動悸や息切れを感じる。
• 暑くもなく、体を動かしているわけでもないのに、多量に汗が出る。
• 食事量と運動量に変動がないのに体重が減少する。
• 何かしようとすると手や指が震える、あるいはじっとしているつもりなのに手が震える。
• 朝から晩まですっと全身に倦怠感がある。
• 少しの暑さに耐え難い苦痛を感じる。

いずれの症状も、疲れやストレスによる症状や加齢や更年期障害による症状などと似ています。
そのため、診断の確定と治療開始が遅くなり、症状が進行してしまう場合もあります。

甲状腺障害の症状と自覚症状関連ページ

甲状腺障害の症状と機能低下

甲状腺障害の症状による機能低下によるの脱毛、声の嗄れなどが起こり、機能低下による影響は、動悸や息切れ、体重の増減、便秘、生理不順などがあります。

甲状腺障害の症状と病気

甲状腺障害の症状の病気には、大きく分けて3つのタイプがあります。

甲状腺障害の症状と首の腫れ

甲状腺障害の症状で甲状腺が腫れるのは、甲状腺刺激ホルモンが多量に出て甲状腺を刺激することに起因しています。

甲状腺障害の症状と動悸や息切れ

甲状腺ホルモンの過剰分泌によって動悸や息切れが起こるのは、甲状腺障害の代表的な症状です。

甲状腺障害の症状と不眠

甲状腺障害の症状で不眠になるのは、甲状腺ホルモンが交感神経を刺激して、脳の興奮状態が続くことが挙げられています。

甲状腺障害の症状と疲労感

甲状腺障害の症状で疲労感を感じるのは、甲状腺ホルモンが過多になる甲状腺機能亢進症でも、甲状腺ホルモンが減少する甲状腺機能低下症でもみられる症状です。

甲状腺障害の症状とめまい

甲状腺障害の症状でめまいや立ちくらみは、甲状腺に関する病気のなかでは、主に慢性甲状腺炎であらわれる症状とされています。

甲状腺障害の症状と精神状態

甲状腺障害の症状によって、イライラや怒りっぽくなったりとあらわれる心理状態や精神状態があります。