甲状腺障害の症状と治療

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甲状腺障害の症状の投薬治療

甲状腺の病気治療で使用される内服薬には、甲状腺ホルモンが低下した場合に服用する「甲状腺ホルモン薬」と、過多になった場合に服用する「抗甲状腺薬」の2種類がありますので、甲状腺ホルモンの説明と、具体的な薬剤名を紹介します。

 

甲状腺で生成・分泌されるホルモンには、T4とT3の2種類がありますが、T4は甲状腺のみで生成・分泌されますが、T3は甲状腺での生成・分泌が血液中の値で約20%しかありませんし、残りの約80%は、T4が肝臓や腎臓で代謝されることによってT3に変換されることがわかっています。

 

甲状腺ホルモン薬
T4の補足で主に使用されるT4製剤には、チラーヂンS、レボチロキシンナトリウム錠「サンド」があります。
T3製剤では、チロナミンが使用されていますが、T4とT3の両方を含有するものとして、動物の甲状腺抽出物である「チラーヂン末」や乾燥甲状腺である「ホエイ」が使用されることもあります。

 

抗甲状腺薬
チアマゾール(MMI:メルカゾール)とプロピルチオウラシル(PTU:チウラジ−ル/プロパジール)の2種類がありますが、抗甲状腺薬は、胃や腸などの消化器官から吸収され、血液で運ばれて甲状腺に届き、甲状腺ホルモンの生成・分泌を抑制する目的で使われます。

 

MMIとPTUは、肝臓や腎臓の酵素活性を阻害することで、甲状腺ホルモンT4がT3に変換されるのを抑制する効果があるとされていますし、MMIはPTUの約10倍の効果が得られるという評価がありますが、PTUには母体への影響がなく母乳にも出ないという利点があります。

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