甲状腺障害の症状と治療

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甲状腺障害の症状の放射性ヨード治療

放射線ヨード治療はアイソトープ治療ともいい、放射性ヨード治療は、甲状腺が腫れる症状や、過剰に分泌される甲状腺ホルモンの正常化のために用いられる治療法です。

 

「放射性」という言葉から、照射療法のようなイメージがありますが、実際には放射性ヨードの入ったカプセルを服用するだけですので、治療による痛みや傷が残るような心配はまったくありませんし、抗甲状腺薬の服用に比べて短期間での改善効果が期待でき、早ければ2か月、平均で約半年で甲状腺ホルモンの値が正常になると評価されていますし、病気の種類や症状の進行程度によっては、放射線ヨード治療によって外科手術が回避できるケースもあります。

 

放射性ヨード治療は、高い治療効果が期待できる一方で、放射線ヨード治療によって甲状腺の細胞数が減少しすぎてしまい、甲状腺機能低下症になるというリスクもありますが、欧米諸国の甲状腺医療では、こういったリスクを承知したうえで、あえて積極的に放射線ヨード治療が実施されています。

 

積極的に放射線ヨード治療が実施される理由としては、患者の心身への負担から考えて、甲状腺機能が亢進している状態よりも甲状腺機能が低下している状態のほうが、おおむね楽な状態でいられることが挙げられています。

 

放射性ヨードを扱う治療には特殊な設備が必要となるため、放射線ヨード治療が実施可能な医療機関は限られているのが現状ですし、放射線ヨード治療には健康保険が適用され、1回の個人負担費用は、平均で8千円〜1万円程度となっていますが、妊娠・授乳中の女性と、バセドウ病に伴う眼球突出などの眼症がある患者の場合、放射線ヨード治療が不適とされています。

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