甲状腺障害の症状と治療

甲状腺障害の症状に関する検査と治療を適切に受けるには、専門病院あるいは内分泌内科で受診する必要がありますが、日本国内には、甲状腺の専門病院や専門外来、内分泌内科を設けている医療機関があまりありません。

甲状腺の専門病院や専門外来の医療機関があまりありませんので、思い当たる症状があっても、最初は内科などで診察を受ける人が多いのですが、あらわれている症状によって、総合病院の内科から別の科へ回されることもよくあります。

甲状腺障害の症状でも、体重の減少によって胃腸科、動悸で循環器科、手のふるえに対して神経科、目が出たことで眼科、イライラに対して診療内科に回されるという例が多いようです。

診療内科に回されて診療にあたる医師が、問診や診察で甲状腺障害の症状との関連に気づいてくれる場合はよいのですが、そうでない場合もありますし、日本では20人に1人の割合で甲状腺機能に何らかの不調がみられるといわれています。

そのような状況のなかで専門外来が少ないことは、医師の立場からも問題になっていますが、限られた専門病院や専門外来に患者が集中することで、患者1人に対して十分な診療時間を割くことができないというのです。

診察時間が短いことで、患者の症状の変化や精神面でのつらさなどを受けとめるのが難しくなっている現状があるようですが、甲状腺ホルモンの数値だけを追うような診療では困ってしまいますし、受診している病院があまりにも混んでいる場合には、別の病院を検討してもよいですし、交通費がかかってしまいますが、こまやかな診察を受けることで病状の改善が早まる事例もあります。

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甲状腺障害の症状の検査

甲状腺障害の症状の血液検査では、血甲状腺ホルモンの量を測定し、過不足がないかどうか、過不足があればどれくらいの量であるかを調べます。