甲状腺障害の症状と治療

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亜急性甲状腺炎と無痛性甲状腺炎

甲状腺障害の症状の亜急性甲状腺炎は、上気道疾患による免疫反応との関連が研究されている段階で、未だに原因が解明されていない甲状腺の炎症です。

 

亜急性甲状腺炎の初期症状としてはまず、かぜのひどいときのような痛みが、首の前面の下のほうの片側に出ますが、痛みは内部だけではなく、自分で外側から触れても感じるため、のどの痛みとして病院へ行く場合が多いのですが、扁桃腺などの検査をしても腫れや感染は確認されませんし、医師が触診をする際には、強い痛みを感じて診察の続行が困難な場合もあるといわれています。

 

亜急性甲状腺炎のもう1つの症状は、耳の痛みで、耳の痛みは、甲状腺の炎症によって生じた痛みが、耳の近くまで繋がっている神経を伝わって広がるためとされていますし、患者は原因不明の耳の痛みから耳鼻科で受診しますが、診察でも検査でも何も見つかりませんし、のどや耳の痛みは、1〜2週間続いて増していき、その後数週間〜1か月ほどで少しおさまっていきますし、発熱や寒気を伴うことがあり、その後に甲状腺機能亢進症と機能低下症でみられるような症状が出ることもあります。

 

炎症がややおさまって、首や耳の痛みが和らぐ頃に検査を行うと、甲状腺ホルモンの蓄えが減少して、血液中の甲状腺ホルモンの値が正常に戻っていきますが、甲状腺の炎症が解消して完全に修復されるまでには、さらに1〜3か月かかります。

 

甲状腺障害の症状の炎症には、痛みを伴わない「無痛性甲状腺炎」もありますが、甲状腺が何らかの原因で損傷を受けて、甲状腺で蓄えられていた甲状腺ホルモンが血液中に漏れ出し、甲状腺中毒症を引き起こすとされています。

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