甲状腺障害の症状と治療

SponsoredLink

甲状腺障害の症状と妊娠や出産

甲状腺機能が万全でない場合は、妊娠・出産に関連していくつか心配な点がありますが、甲状腺機能の亢進状態が長期間続くと、生理不順あるいは生理が休止する場合がありますし、甲状腺ホルモンが過剰な状態で妊娠すると、流産・早産のリスクが通常の約2倍高くなりますので、安定した妊娠・出産のためには、甲状腺ホルモンを正常値に近づける治療が必要となります。

 

甲状腺ホルモンを正常値に近づける治療には、抗甲状腺薬が用いられますが、妊娠中の薬の服用に対しては不安に思う人が多いのですが、長年の研究で母体にも赤ちゃんにも悪い影響を及ぼさない薬剤が開発されています。

 

甲状腺ホルモンを正常値に近づける抗甲状腺薬で、多くの健康な赤ちゃんが生まれることで、抗甲状腺薬の信頼性は証明されているといえますし、バセドウ病にかかっている場合には、甲状腺を刺激する抗体ができています。

 

甲状腺を刺激する抗体は、母親の胎盤を通して胎児に影響を与え、抗体の量が非常に多い場合には胎児が甲状腺機能亢進症を発症するケースもありますが、このようなケースを未然に防ぐためにも、きちんと治療を受けることが大切です。

 

バセドウ病と妊娠の関連では、妊娠するとバセドウ病の諸症状が軽くなり、出産直後に一時的に悪化する傾向があるとされていますが、出産後の一時的悪化は、妊娠中の反動で起こるともいわれ、そのまま悪化し続けるという心配はありません。

 

もうひとつ、妊婦1000人に2〜3人の割合で、一時的に甲状腺機能亢進症になることがわかっていますが、これはバセドウ病とは異なり、性腺刺激ホルモンの過多によって起こるとされ、妊娠が進行するにつれてホルモンが低下すると自然に治ります。

甲状腺障害の症状と妊娠や出産関連ページ

甲状腺障害の症状とバセドウ病
甲状腺障害の症状のなかで約8〜9割がバセドウ病といわれています。
甲状腺障害の症状の甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症は、甲状腺の機能が必要以上に増大し、甲状腺ホルモンが過剰に出る病気です。
亜急性甲状腺炎と無痛性甲状腺炎
亜急性甲状腺炎は、上気道疾患による免疫反応との関連が研究されている段階で、未だに原因が解明されていない炎症です。
甲状腺障害の症状の甲状腺腫
甲状腺腫には、甲状腺全体が腫れて大きくなるびまん性甲状腺腫と、甲状腺の一部分にしこりができる結節性甲状腺腫とがあります。
甲状腺障害の症状と癌
甲状腺障害の症状の癌は、原因や組織型などによって乳頭癌など6種類に分けられています。
甲状腺障害の症状と心臓病
過剰な甲状腺ホルモンが冠動脈のけいれんと細まりを誘発して、狭心症の発作を起こすことがあります。
甲状腺障害の症状と脳卒中
脳卒中は脳の血管が詰まったり破損したりして栄養と酸素の運搬に支障が生じ、細胞が死んでしまう病気です。
甲状腺障害の症状と女性の病気
甲状腺障害の症状のバセドウ病や橋本病など女性の発症例が多いことから、女性特有の病気のようにとらえられることがあります。
子どもの甲状腺障害の症状
甲状腺の病気で先天性甲状腺機能低下症は、生まれつき甲状腺ホルモンを生成する働きが十分でない病気で、新生児マススクリーニング検査の対象となっています。
男性の甲状腺障害の症状
甲状腺障害の症状は女性がかかる病気と誤解していますが、バセドウ病については、女性4人に対して男性1人が発症し、重症になるリスクが女性よりも高いとされています。
高齢者の甲状腺障害の症状
甲状腺障害の症状に高齢者がかかった場合、症状のあらわれ方や度合いが中年以下とは異なる場合が多くあります。

問い合わせ