甲状腺障害の症状と治療

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甲状腺障害の症状と癌

甲状腺障害の症状の癌は、原因や組織型などによって6種類に分けられています。

 

乳頭癌(約85%)
40代から50代の女性に多く、進行度が遅いため急激に深刻な状態に陥ることはありませんし、リンパ節への転移が多く起こりますが、リンパ節の切除手術を含めた治療により完治し、再発率は非常に低い癌とされています。

 

濾胞(ろほう)癌(約5%)
60代以降の発症例が多く、血流によって甲状腺と離れた複数の臓器に転移する場合が多くあります。

 

低分化がん
乳頭癌・濾胞癌で組織に低分化成分が含まれるもので、進行がやや速く、悪性度も少し高い性質があります。

 

髄様癌(約1〜2%)
体内のカルシウムを調節するカルシトニンホルモンを分泌する細胞(傍濾胞細胞)が癌化しますが、乳頭癌、濾胞癌に比べて進行が速く、リンパ節、肺、肝臓などへ転移しやすい性質がありますので、髄様癌になる人の約2〜3割は遺伝と関連するため、発症時には家族の検査も行われます。

 

未分化癌(約1〜2%)
女性の約2倍の割合で男性に発見され、65歳前後の発症がピークとされていますし、組織に入り込みやすい癌で、甲状腺周囲の反回神経、気管、食道をはじめ、肺や骨などへの転移が速い性質がありますが、発見時にはすでに外科手術は困難なことが多く、治癒率・生存率が非常に低いとされています。

 

甲状腺の悪性リンパ腫(3〜4%、悪性リンパ腫全体の約1〜2%)
血液とリンパの腫瘍である悪性リンパ腫が、甲状腺にできる場合がありますが、慢性甲状腺炎(橋本病)と関連する場合が多いとされ、長期治療中の場合に発症率が高まります。

甲状腺障害の症状と癌関連ページ

甲状腺障害の症状とバセドウ病
甲状腺障害の症状のなかで約8〜9割がバセドウ病といわれています。
甲状腺障害の症状の甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症は、甲状腺の機能が必要以上に増大し、甲状腺ホルモンが過剰に出る病気です。
亜急性甲状腺炎と無痛性甲状腺炎
亜急性甲状腺炎は、上気道疾患による免疫反応との関連が研究されている段階で、未だに原因が解明されていない炎症です。
甲状腺障害の症状の甲状腺腫
甲状腺腫には、甲状腺全体が腫れて大きくなるびまん性甲状腺腫と、甲状腺の一部分にしこりができる結節性甲状腺腫とがあります。
甲状腺障害の症状と心臓病
過剰な甲状腺ホルモンが冠動脈のけいれんと細まりを誘発して、狭心症の発作を起こすことがあります。
甲状腺障害の症状と脳卒中
脳卒中は脳の血管が詰まったり破損したりして栄養と酸素の運搬に支障が生じ、細胞が死んでしまう病気です。
甲状腺障害の症状と女性の病気
甲状腺障害の症状のバセドウ病や橋本病など女性の発症例が多いことから、女性特有の病気のようにとらえられることがあります。
甲状腺障害の症状と妊娠や出産
甲状腺機能が万全でない場合は、妊娠や出産にいくつか心配な点があります。
子どもの甲状腺障害の症状
甲状腺の病気で先天性甲状腺機能低下症は、生まれつき甲状腺ホルモンを生成する働きが十分でない病気で、新生児マススクリーニング検査の対象となっています。
男性の甲状腺障害の症状
甲状腺障害の症状は女性がかかる病気と誤解していますが、バセドウ病については、女性4人に対して男性1人が発症し、重症になるリスクが女性よりも高いとされています。
高齢者の甲状腺障害の症状
甲状腺障害の症状に高齢者がかかった場合、症状のあらわれ方や度合いが中年以下とは異なる場合が多くあります。

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