甲状腺障害の症状と治療

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甲状腺障害の症状の甲状腺腫

甲状腺腫には、甲状腺全体が腫れて大きくなる「びまん性甲状腺腫」と、甲状腺の一部分にしこりができる「結節性甲状腺腫」とがありますが、びまん性甲状腺腫の腫れの程度は人によって異なりますが、一般的に年齢の若い人のほうが腫れが大きくなりやすく、中高年の人の場合には腫れが目立たないという傾向がありますし、十代で生じるびまん性甲状腺腫では、甲状腺機能に異常がない「単純性甲状腺腫」の場合があります。

 

橋本病やバセドウ病などとの区別は血液検査によってつけられ、単純性甲状腺腫ならば甲状腺ホルモン値は正常で、抗甲状腺自己抗体は陰性という結果が出ますが、甲状腺ホルモンが正常値であるため、腫れ以外に不快な症状は出ませんので、特に治療の必要もないのですが、腫れが大きく圧迫感がある場合には、甲状腺ホルモン剤を飲んで腫れを抑える治療が行われることもありますし、後から橋本病やバセドウ病を発症するケースもあるため、経過観察として定期的な診察が必要となります。

 

甲状腺障害の症状の結節性甲状腺腫の場合は、約9割は良性で、しこりが1つならば嚢腫(水のたまった袋)であることがありますし、結節性甲状腺腫の診察では、甲状腺の超音波(エコー)検査と穿刺吸引細胞診が行われ、良性か悪性か診断されます。

 

超音波検査は痛みもなく、診察と同時に行われて結果がすぐにわかりますし、穿刺吸引細胞診は、細い注射針を甲状腺に刺してごく少量の細胞組織を採取して調べる検査で、チクッとした痛みが少しだけありますが、最近は、超音波でしこりを確認しながら細胞を採取するため、刺し直しがなく小さなしこりでも確実に調べられるようになりました。

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